次なる地震に備えて/校区震災対応訓練に430名

次なる地震に備えて/校区震災対応訓練に430

昨年、11月12日(日)の午前中に、「武蔵校区震災対応訓練」が行われました。この訓練は、一昨年の震災の反省をもとに、地域の自治会役員や団体や市の職員により、今後の課題等を明らかにするために行われました。主催は、校区の自治会とこの春に発足した、武蔵校区防災員会でした■当日は、9時の爆竹の合図で、一昨年の本震並みの地震を想定して、避難誘導・避難所開設・要支援者の安否確認・アルファー米の炊き出し・物資の配給等の訓練を行いました。避難所として、震災時と同じように、武蔵小学校・武蔵中学校・武蔵コミセン・上之窪団地集会所・老人憩の家の五か所を開設し、スタッフや住民等、総数430名 の参加がありました■ボランティアとして多くの方々も参加していただき、避難所内の区分けや、受付・物資の配給等、避難者も交えて協力しての訓練を実施することができました。当日は、参加者全員にアンケートを配布して、今後の課題等を記載していただきました。アンケートの集約内容は、下記のとおりです。参加者の8割以上は高齢者で、子どもたちや若者の参加が少なかったことや、スタッフ間や行政と地域との連携のあり方等の課題が見えてきました。今後は、課題解決に向けて、更に取り組む必要があります。

■参加者アンケート集約内容抜粋   ・参加者総数 430名・アンケート回収数 310枚・回収率 72%

【質問1】性別は?

男90名・37% 女151名・62% 回答なし3名・1%

【質問2】年齢は?

20歳未満4名・2% 20歳代3名・2% 30歳代3名・2% 40歳代19名・8% 50歳代17名・7%

60歳代51名・21% 70歳代111名・45% 80歳代39名・16% 90歳代1名

【質問3】どなたと参加されましたか?

一人124名・49% 家族95名・37% 隣人24名・9% 支援者2名・1% その他4名・2% 回答なし5名・2%

【質問4】隣近所に声かけしましたか?

声かけした103名・42% 声かけしなかった139名・56% 回答なし6名・2%

【質問5】避難時に自宅で確認したことは何ですか?

ブレーカーの確認36名・12% 火元の始末202名・67% その他40名・13% 回答なし24名・8%

【質問6】避難時に持参したものは何ですか?

寒さ対策用品119名・27% 通信道具161名・36% 持参なし35名・8% その他27名・6% 回答なし7名・1%

【質問7】避難時にスタッフの手伝いをしましたか?

手伝いをした43名・18% 手伝いはしてない189名・76% 回答なし 16名・6%

【質問8】今回の訓練に参加され、満足されましたか?

満足42名・17% どちらかと言えば満足120名・49% どちらかと言えば不満50名・20% 不満11名・4%  回答なし25名・10%

【質問9】来年も、また参加しますか?

参加する187名・75% 参加しない10名・4% わからない46名・19% 回答なし5名・2%

【質問10】意見・感想等

〇肯定的意見

・地震時に必要な物がわかって良かった ・隣近所への声かけが必要だったと反省 ・訓練参加者が少なかったので周知徹底を

・自助、共助の大切さを実感 ・スタッフによる連携と避難者への声かけを丁寧に

〇否定的意見

・爆竹が聞こえなかった ・参加者が少なすぎ ・訓練の意図が不明 ・参加できない高齢者の対応が必要

・子ども連れの若い世代の参加が少なかった ・訓練の進行方法が不徹底

■スタッフの意見・要望等

・要支援者対策の具体化 ・子育て世代、高齢者のための避難場所設置 ・行政と地域との連携の徹底 ・火災時の訓練

・防災セミナーの開催 ・ペット対策 ・継続した訓練が必要 ・町外、車中泊対応訓練 ・子どもたちの訓練参加促進

・各種団体との連携強化 ・外部からの人の出入りのチェックと防犯対策

以上

 

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